【映画紹介】人が溶解する映画「ブロブ/宇宙からの不明物体」
※当ブログでは、ホラー映画をネタバレなしで紹介しています。
※個人的な感想を多分に含む駄文であることをご承知おきください。
作品名:ブロブ/宇宙からの不明物体(原題: The Blob)
製作年(製作国):1988年(米)
監督:チャック・ラッセル
目次
1.あらすじ
2.オススメ度
3.本作の特徴
4.関連情報
1.あらすじ
チアリーダーのメグとアメフト部のポールが車でデートに向かう途中、飛び出してきたホームレスの老人をはねてしまう。その老人は、墜落した隕石から飛び出してきたブヨブヨした物体を手につけていた。老人を追いかけていた不良のブライアンとともに病院に向かった二人だったが、いつの間にか老人の下半身が溶けてしまっていた。ポールはただ事ではないと判断し、警察に電話するのだったが…。
2.オススメ度
一般の方:★★☆☆☆
ホラー映画好きの方:★★★★★
3.本作の特徴
本作を一言で表現すると、「人食いスライムから人間が逃げる映画」です。ジャンルで言うと、モンスター・パニック映画に近いものがありますが、本作はホラー要素がかなり強めになっています。
最も特筆すべき点は、人体破壊描写の多さです。本作で登場するスライム状の物体(以下、ブロブ)は、人よりも大きくなり、町の住人を次々に飲み込んでいきます。その際の、住人の飲み込まれ方が何ともエグいのです。
例えば、物語の冒頭、ヒロインとなんとなくいい雰囲気だったアメフト部のイケメンがブロブに飲み込まれてしまうシーンがあるのですが、ブロブに飲み込まれてもイケメンはすぐには死なず、ヒロインに助けを求めてきます。ただし、体が溶けかかった状態で。。。ヒロインがイケメンの腕をつかみ、スライムから引きはがそうとするのですが、すでに彼の体は溶解しかかっているため、彼の腕だけが取れてしまいます。ハンサムな顔立ちが一変し、無残にも溶けていく彼の姿は、視聴側に強烈なインパクトを残します。
この他にも、今の日本では絶対にできないであろう人体破壊が描かれます。
(特にも、後半の○○の死に様がキツい・・・)
ホラー映画にある程度の耐性のある方、人体破壊描写が大好きな方なら、間違いなく楽しめる映画になっていますので、時間がある時にぜひ見てみてください。
4.関連情報
ジョジョの奇妙な冒険第三部を読んだことがある方なら、既にお気づきのことと思いますが、第三部に登場するスタンド「イエローテンパランス」は本作が元ネタであると思われます。
というか、もう「イエローテンパランス」=「ブロブ」っていう感じですよね。ジョジョにも、スライムに取り込まれた犬を助けようと、主人が首輪を引っ張った結果、犬の首がぶちぶちと切れる、っていう描写があります。
ジョジョ作者の荒木先生はホラー映画が大好物の方なので、ホラー映画に着想を得たスタンドが他にも登場しています。
機会があれば、ジョジョ×ホラーというつながりで、まとめて紹介しようかと思っています。